「夏の風物詩といえば?」と尋ねたら、鎌倉の誰もが「ぼんぼり祭!」と答えるはず。 鎌倉在住の文化人をはじめ各界著名人が描いた書画がぼんぼりに仕立てられ、鶴岡八幡宮境内に並びます。 その数約400! 夕方ぼんぼりに火が灯されると、ゆっくりと暮れてゆく夏の夜に、幻想的に浮かびあがる数多のぼんぼり…。 八幡宮ではこの期間、立秋の前日に夏越祭(なごしさい)、立秋当日に秋の訪れを祝う立秋祭が、また鎌倉幕府第3代将軍・源実朝公の誕生日の9日には実朝祭(さねもとさい)が行われます。
覚園寺の黒地蔵縁日は8月10日午前0時から。 覚園寺のご本尊・地蔵菩薩立像は「黒地蔵」と呼ばれています。 なぜお地蔵さんが黒いのか? 地獄におちた罪人の苦しみを少しでも和らげようと鬼に代わって火を焚いていたために黒くすすけているといわれています。 真夜中に覚園寺へ向かって歩いていると「ホントにこの道でいいのかしら」と思いますが大丈夫。 道の両脇は民家なので静かに進みましょう。
鎌倉宮は、後醍醐天皇の第一皇子である大塔宮(おおとうのみや)護良親王(もりながしんのう)をお祀りする神社。 19日16時から例祭前夜祭、20日の10時から例祭、21日10時から後鎮祭(こうちんさい/のちしずめのみまつり)が行われます。 19、20の両日は境内が市や盆踊りで賑わい、19日の日中に琵琶、琴、詩吟、剣道、20日には神楽が奉納されます。 非業の死を遂げた護良親王をご祭神として祀る鎌倉宮の例大祭です。