一年の厄や穢(けがれ)を払い落とす「すす払い」。 この日、鶴岡八幡宮では神職や巫女約150人が、長さ約5mの竹の先に笹の葉をつけた「すす竹」で、本殿前の楼門など境内各所を清めます。 12月13日が新年の準備に取り掛かる「事始め」であることに因んでいます。 たんなる”年末大掃除”ではないのです!
長谷寺「納めの観音」は、一年を締めくくる観音さまのご縁日。 参道の「歳の市」では、熊手やダルマなど正月準備の縁起物が販売される。 この日はお堂の内陣に特別に入ることが許され、ご本尊の足に触れながら家内安全や無病息災を祈ることができます(御足参り)。
大晦日の夜、深夜0時をはさむ時間帯にお寺の梵鐘をつくのが除夜の鐘。 多くのお寺で108回つかれますね。なぜ108回? ①人間の煩悩の数を表す、 ②一年間を表す(月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108)、 ③四苦八苦を表す(四苦八苦を取り払うということで4✕9+8✕9=108) など諸説あり。 静かに時が流れる鎌倉の大晦日。 遠くに聞こえる除夜の鐘とともに、清々しく新年を迎えましょう。